《必須》〈課目Ⅰ〉[問題2](4)エネルギー情勢・政策、エネルギー概論 エネルギー白書に関する知識問題

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【問題】

【難易度】★★★☆☆(普通)
\[
\begin{eqnarray}
\end{eqnarray}
\]  次の各文章の\( \ \boxed {   8\strut   } \ \)~\( \ \boxed {   10\strut   } \ \)の中に入れるべき最も適切な字句等をそれぞれの解答群から選び、その記号を答えよ。

(4) 我が国の発電設備別の発電電力量の割合は、2011年の東日本大震災における原子力発電所事故の影響を強く受けて、この十数年近くで大きく変化している。2010年度には、火力と原子力の占める割合は\( \ \boxed {   8\strut   } \ \)であり、水力を除く再生可能エネルギーは約2%であったが、震災後は原子力が激減するとともに、大気中の二酸化炭素濃度の増加を抑制する観点から、再生可能エネルギーの導入が促進された。その結果、2024年版のエネルギー白書に示されている2022年度の実績では、水力を除く再生可能エネルギーの割合は約\( \ \boxed {   9\strut   } \ \)[%]まで増加している。また、2022年度における火力の発電電力量を化石燃料別に比べると、多いものから順に\( \ \boxed {   10\strut   } \ \)となっている。

<\( \ \boxed {   8\strut   } \ \)~\( \ \boxed {   10\strut   } \ \)の解答群>
\[
\begin{eqnarray}
&ア& 6           &イ& 10            &ウ& 14        && \\[ 5pt ]&エ& 石炭、石油、天然ガス    &オ& 石油、天然ガス、石炭    &カ& 天然ガス、石炭、石油 &&\\[ 5pt ] \end{eqnarray}
\]\[
\begin{eqnarray}
&キ& 火力が約35%、原子力が約55% &&       &&            &&     &&  \\[ 5pt ]&ク& 火力が約45%、原子力が約45% &&       &&            &&     &&  \\[ 5pt ] &ケ& 火力が約65%、原子力が約25% &&       &&            &&     &&  \\[ 5pt ] \end{eqnarray}
\]

【ワンポイント解説】

 エネルギー白書に載っている、近年のエネルギー動向に関する問題です。エネルギー白書についての問題は頻出ですが、膨大な情報量をすべて読み解くのは大変です。過去の出題傾向を基に、ポイントを絞って白書の中身を読んでいくと良いです。

【解答】

(8)解答:ケ
題意より解答候補は、(キ)火力が約35%、原子力が約55%、(ク)火力が約45%、原子力が約45%、(ケ)火力が約65%、原子力が約25%、になると思います。
2024年度版エネルギー白書 P.104の文章より、原子力が約25%、P.118「発電電力量の推移」のグラフ(下図)より、火力が約65%であることが分かります。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁HP (エネルギー白書2024) 

この問題は令和3年度にも、同じ形で出題されています。東日本大震災が起きた前の年である2010年度の指標はとても重要で、今後も出題されることが予想されます。確実に覚えておきましょう。

(9)解答:ウ
題意より解答候補は、(ア)6、(イ)10、(ウ)14、になると思います。
P.118「発電電力量の推移」のグラフ(上図)と文章より、約14%が正解となります。

(10)解答:カ
題意より解答候補は、(エ)石炭、石油、天然ガス、(オ)石油、天然ガス、石炭、(カ)天然ガス、石炭、石油、になると思います。
P.118「発電電力量の推移」のグラフ(上図)と文章より、天然ガス、石炭、石油が正解となります。

火力発電に使用される化石燃料の中で、2000年以降は石油が一番低い傾向になっています。1970年代に起きた2度のオイルショックにより、減少傾向となった背景があります。
背景と「石油が一番低い」の2点が頭に入っていれば、解答を絞りやすいと思います。